みんなで集まって練習などができない環境で、オンラインによるトレーニングの流れが高まっています。
僕もその一人で、知っている子たちや指導者の方々と話をして、計画を日々練っています。また、実際に始めてみました。始めてみて、地域のクラブや、部活動で行うには、多くの配慮が必要だと感じました。どんな配慮が必要か、感じたことを説明していきます。
これから導入しようと思う方は参考にしていただければと思います。
通信環境と機器の問題
オンライントレーニングを行うためには、通信環境が必要になることは、一番最初の問題です。通信環境や機器のない家庭はもちろんですが、スマホで対応している家庭においても、通信量の問題も出てきます。
パケットし放題に加入している・WiFiが家庭にあるというような環境であれば問題はないです。しかし、スマホの契約をしていたとしても6GBや3GBというような決まった量で契約していることが多くを占めていると思います。学割で通信容量が増えているのかもしれませんが、それでもオンラインでやるには、時間が長くなるほど、かなりの量はかかってしまうと思います。
1GBあたり、動画の視聴可能時間は、3時間ほどと言われています。1日30分のトレーニングを5日やったすると、1週間で2時間半になるので、1週間でほとんど使ってしまいます。
3GB契約でしたら、1ヶ月使うことはできません。

画面映したくないということもある
自分の部屋であっても、どうしても映したくないということもあると思います。zoomでは、背景をバーチャルにすることができますが、対応していない機器であったり、グリーンスクリーンで合成しないといけない場合もあります。
オンラインでトレーニングを行うメリットとして、離れていても動く様子が確認できるというものがあるので、それを活かすためには、映して欲しいという願いはありますが、配慮する必要のある部分だと思っています。
YouTuberが背景を壁やカーテンなどで撮影しているように、セキュリティの面やプライバシーの面もあると感じました。
対話によるアプローチがしにくい
普段トレーニングを行なっていると、対話によって課題に解決しているところが、成り立たなくなるということもあります。
これは、全員を目視で見ることで、対象が気がついていないことのも指導者からアプローチができるということとの差が生まれるということもあります。画面を映せないという部分と非常に深く関わってくるところでもあります。
指導者側からアプローチできない分は、メンバー自信がセルフチェックしなければならなくなります。
フィードバックに時間を当てることができないと効果が薄くなってしまうこともあり、フィードバックができないということは大きいのかと思います。
事前に多くの手段を用意しておく

解決するには、準備することを増やしていくことしかないのかと思います。
通信環境がネックになっている場合には、YouTubeにアップロードして、できるだけ低画質で見ることができるようにする・運動マニュアルのような文章データにして配布も行うなどが必要になってくるのかと思います。
文章データであれば、ダウンロードに必要なデータ容量が少なくなりますし、プリントあるとできなくても、書き写すこともできると思います。
フィードバックの方法も、やり投げにならないようにチェックする必要も出てくるかと思います。ちょっとしたメモのようなフィードバックであっても、あるとないでは違います。
また、このような準備も多くの時間がかかってしまうので、複数のクラブや部活で共有できるものは共有してチームとして取り組むことが必要なのではないかと思います。
普段は勝敗を競いあっている同士ですが、今回の状況は、みんなで乗り越えていきたいと思っています。
欲を言えば、海外のようなフリーWi-Fiが広がるきっかけにもなってくれたらいいなと思い描いています。笑
「こんな方法もあるといいのではないか」というようなことがあれば、教えていただけると幸いです。
読んでくださってありがとうございました。
過去に書いた記事も読んでいただけると嬉しいです!!
コメント