ハンドボールを楽しませる!
ハンドボール初心者への教え方は難しいです。それは、ハンドボールの動きが複数の動きを組み合わせるからです。ハンドボールは投げる・走る・跳ぶを同時に行うような競技です。ハンドボール初心者に指導をする場面では、楽しませることが1番です。
初心者の人が楽しいと思ってくれたら、指導者にとってもよい環境です。僕が初心者に指導するときに意識していることは、自分から楽しみを見つけてくれるように面白いことをたくさん行っていくことです。『夢中に勝る努力はない』と思って初めに面白さを伝えるようにしています。
夢中になってくれれば、選手や子どもは努力を自然に行うようになります。何よりも指導者として、競技を一緒に楽しむ・成長を一緒に喜ぶことを意識します。
教えることを楽しむために必要なことを考えていきましょう。
環境が楽しい場にする
実際に競技を行うのは、選手であると思います。初心者が続けられるかというのは、楽しいかという点が大きく関わってきます。明らかに辛そう・楽しくなさそうな場所に踏み入れるのは難しいものがあります。
指導するのは、自分自身だけではありません。選手や子どもたちとっては、友達や先輩も指導し合う関係になります。選手同士だと高め合うという表現の方が正しいかもしれません。活動の場が楽しい関係を作り出せることが重要です。
ときには、厳しい指導も必要にはなってくることもありますが、お互いに楽しんだり、指摘し合う環境作りが必要です。高め合いの環境です。
ハンドボール初心者に教えるべき技術
ハンドボール初心者に教えるべき技術はパス・キャッチ・シュートです。
パスとシュートでは投げ方について指導することがあると思います。具体的な投げ方はこうだ!!と教えがちですが、型はなくていいです。投げ方といえば、肩・肘・手首・指のそれぞれの関節を使ってしっかりと投げるというところだけです。今後、下半身とのつながりも考えて体全体で投げられるようにしておくというのが大切です。
キャッチはパスに伴って習得できます。ボールを受け取るときに腕を体に引き寄せてキャッチするということを意識するのが良いです。キャッチの時の手の形は拘りません。これは、上にきた時、下に来たときで様々なキャッチの仕方になるためです。しかし、ドッチボールのようなキャッチはよくありません。ハンドボールはボールサイズとしては小さいので、ドッチボールキャッチは向いていません。小さな子どもはドッチボールキャッチをしてしまうのは、子どもたちにとってボールが大きいためです。
ハンドボール指導におすすめ動画
YouTubeには、日本ハンドボール協会の指導部というジュニア期の指導について取り組まれている部署の動画が載っています。日本ハンドボール協会指導委員会という部署になります。そちらを参考にするととても良いと思います。
〜まとめ〜
ハンドボール初心者への指導をするに当たって重要なのは、第一に楽しませるということです。しかし、試合で活躍できる選手を育てたいというもののあると思います。そこは、実践に近い状況で練習させるのが効果的です。当たり前のレベルを少し上げるだけで良いです。止まってプレーをすることが少ない競技なので動きのある中で行わせるのが効果的になります。
ハンドボール初心者を教えることは指導者の指導法を見つめ直せるいい機会だと思いますので、これを機に改善してより良い指導者を目指しましょう!!
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